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ひーとびーとの森

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NPOほっとねっとは、2002年から2012年まで、現在の宇陀市榛原区八滝で12000坪の山林を借りて冒険遊び場「ひーとびーとの森」を開設していました。
日々めまぐるしく変化する社会環境の中で、子どもたちは(そして大人も)生きるために必要な力を奪われているのではないか。 
生きる力をつちかうのには遊びの時間や場所が不可欠なのではないか・・。そんな思いからでした。
理事長を中心にアウトドアを愛する児童館職員、電気工事事業者、リフォーム事業者、教師、団体青年部などの有志メンバーでフィールドアスレチック、トイレ棟、宿泊可能な管理棟、炊事棟、パン焼き釜、実習畑、オープンデッキなどをつくり、児童館や子ども会などの団体や親子連れ向けイベントを主催、県・各市の行事を受け入れるなど活動してきました。
地主さんとの契約満了を持って閉設しましたが、10年間の活動で培った蓄積で、次世代がまた冒険遊び場づくりができるよう、また新たな人と場所を育てていきたいと思っています。

記録


■冒険遊び場「ひーとびーとの森」とは
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日々めまぐるしく変化する社会環境の中で、子どもたちは(そして大人も)生きるために必要な力を奪われているのではないか。 生きる力をつちかうのには遊びの時間や場所が不可欠なのではないか。 そんなおもいで「ほっとねっと」では、子どもと子どもの育ちに関心を持っている人々のための「森」を2002年7月から榛原町(現:宇陀市榛原区)に開設しています。 冒険遊び場「ひーとびーとの森」と名づけてフィールドアスレチック、クライミングウォール、炊事棟、パン焼き窯、オープンデッキなど有志の手作りで整備を進めてきましたが、作りこみすぎず、いつまでも未完成な場でありたいと思っています。キャンプや自然観察会なども、企画しています。




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■からだを守る
公園から鉄棒がなくなりつつあるのをご存知ですか?頭から真っ逆さまに落ちてしまう子が増えているからです。
人は、小さなケガを繰り返し体験することによって、痛みの感覚や警戒心、からだを守る力を獲得していきます。あらかじめ危険が排除された環境で暮らす子どもたちにはそうした力を身につけることが困難になっているのです。



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■コミュニケーションをする
遊びたい一心で、大きな子について行った経験はありませんか?遊びのために、我慢したり、主張したりすることが、コミュニケーションの力を育てていきます。子どものコミュニケーション能力の問題は今や社会問題化しています。地域に、思い切り遊ぶ子ども集団をみることができればすばらしいと思いませんか。



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■葛藤する
いいこと、悪いこと。悪いことだけれどもやってみたい。大人に管理されている環境ではこうした葛藤にはそう出合いません。けれども、実際の生活は子どもに限らず、葛藤し、判断することの繰り返しなのではないでしょうか。葛藤に慣れる。そうしてできるだけ合理的な判断をすることができるように、子どもには迷い、葛藤する隙間が必要ではないでしょうか。



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■自分の責任で自由に遊ぶ
ひーとびーとの森プレイパークは「自分の責任で自由に遊ぶ」ことを基本にしながら、想像力や忍耐力、他の子どもたちとのコミュニケーションの力などを育みたいのです。そして時折こうしたコンセプトを子どもたちに暗示することができればいいな、と考えています。